クレジットカードには大きく分けて3種類あります。
1.提携カード
我々一般の消費者が手にしているクレジットカードのうち、もっとも一般的な種類です。つまりvizaカードなのにどこかのスーパーや百貨店の名前が入っていたり、ガソリンスタンドの名前が入っていたりする、アレです。
提携カードにもその提携方法により種類が分かれます。
「ダブルカード」:VISAなどのクレジットカード会社が、各種業界団体と提携して発行するカードで、提携先のカード会員特典、カード保有者に独自のサービスを提供しています。提携カードのほとんどがこれを指します。
「スイッチカード」:業態の異なるクレジットカード2社が提携して、1枚のカードを共同で発行するカード。両者の加盟店を利用できる利便性があります。一般的にはこのカードはあまり見られません。
「代行カード」:信販会社がクレジット業務全般をカード発行店に代わって行うカード。小売店やホテルなどの発行店から見れば、自社ブランドのカードを発行しているというわけです。最近は廃止傾向にあります。
「ツインカード」:クレジットカード会社のカードと、小売店などのカード発行の代行を行う際に、両方のカードを発行するケース。使い勝手が悪く、廃止傾向に。
2.プロパーカード
クレジットカード会社が発行するカードのことです。代表的な国際ブランドについて少し触れておきましょう。
・VISA:MasterCardと並ぶ2大国際ブランドの一つです。日本におけるシェアは第2位
・MasterCard:VISAと異なるのは非銀行系のカード会社(消費者金融など)にブランド名貸をしていることでしょうか。
・American Express:通称アメックス。カードのグレード(ゴールド、プラチナ、ブラック)によってさまざまなサービスがあります。
・Diners Club:世界で初めて発行されたクレジットカード。入会時にハイレベルな社会的属性(年収など)が求められるカードでもあります。
・JCB:日本生まれの国際ブランドカード。日本と東アジア・東南アジアに強い。日本でのトップシェアを誇ります。
3.ハウスカード
クレジットカードを発行する企業・グループなどが経営する店舗やチェーンでしか利用出来ないクレジットカードを言います。顧客の囲い込みを意図して造られたものですが、その分使える範囲や金額が伸びないため、最近ではVISAやMasterCardなどの国際ブランドカードと提携するケースも増えてきており、純粋なハウスカードは消滅傾向にあります