クレジットカード豆知識

クレジットカードはさかのぼること約60年前の1950年、アメリカで誕生しました。このクレジットカードという発想自体は、19世紀のアメリカにおいて小説で用いられたものです。最初のクレジットカードはダイナースクラブが発行したもので、形状は手帳のようなチケット型をしていました。

「財布を忘れてもみじめな思いをせず支払いを済ませることができる」ことが設立の動機だったと言われています。日本でクレジットカードが誕生したのはそれから10年後の1960年代です。

アメリカではクレジットカードの利用が一般化しており、その理由にはクレジットカードを日常の買い物でも使えますから、利用しやすい環境が整っていること、高額紙幣の信用性が低く、使いづらいということ、日常のクレジットカード利用により、クレジットヒストリーによる信用情報を重要視することなどがあります。

日本では今でこそ一般市民にもなじみのあるものとなってはいるものの、アメリカほどには浸透していないのが現状で、とりわけ年齢が高くなればなるほどその利用度合いは縮小していきます。

では日本のクレジットカード業界について少し見ていきましょう。平成23年度におけるクレジットカードの上位12社の売上合計は1兆4652億円と1兆円を超える規模であり、出版市場や食品宅配市場などと同等の大きな市場規模を有している業界です。しかしながら平成19年を軸に縮小に転じます。過去5年の伸び率でいえば、マイナス4.4%と大きなマイナスとなっています。その原因は景気後退による消費不況の到来と、改正貸金業法施行による影響です。 グレーゾーン金利の撤廃、年収の3分の1以上の借り入れを与信上限とする総量規制法など厳しい規制がクレジットカード業界を直撃しました。

そんななか、企業再編、とりわけメガバンクを中心とした動きが活発化し、クレジットカード業界に新たな風が吹き始めたのです。2007年には三菱UFJフィナンシャルグループによって、、UFJニコスとDCカードが合併。三菱UFJニコスが誕生しました。また09年にはオーエムシーカードとセントラルファイナンスが三井住友フィナンシャルグループの信販会社、クオーク合併しセディナと名前を変えています。

ちなみに平成23年度、国内のクレジットカード会社の売上ランキングTOP5を見てみますと。
1.三菱UFJニコス 2812億円
2.クレディセゾン  2440億円
3.オリエントコーポレーション 2137億円
4.イオンクレジットサービス 1698億円
5.トヨタファイナンス 1511億円
この上位5社で国内のシェア72.4%を占めています。

 


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