クレジットカードのメリットのひとつと言えるのが、利用するごとにポイントがたまるポイントサービスではないでしょうか。現金で決済した場合にはこの恩恵に絶対に預かれませんね。貯まったポイントはクレジット会社が用意している景品と交換したり、買い物に使えたり、マイルと交換できたりします。最近では電子マネーなどにも交換できるため、以前よりポイントの価値が上がってきていますね。
ポイント還元率は1%くらいが相場で、1ポイント1円として計算するのが主です。ポイントが発生するケースはカードによってまちまちです。ですのでクレジットカードを選ぶ際にポイントの付与を重視する場合は、どの利用用途にそのクレジットカードが強いのかを判断する必要があります。
スーパーやコンビニでの買いものにポイントが発生、もしくは倍増するもの、ネットでのオークションやショッピングにポイント付与が有利になるもの、航空券の購入でポイント付与があるもの、公共料金の支払いに際してもポイントがつくものといったように、用途に合わせてポイントの付与されるケースが変わってくるわけです。つまりポイントがたまりやすいカードとは、自分が利用するシチュエーションが多いことが条件となります。コンビニでの買い物が多い方なら、コンビニに強いカードを、航空機を利用することが多い方は航空機系のカードを、ネットで買い物をすることが多い方は電子マネー、ネット決済などに強いカードをそれぞれ選ぶとよいでしょう。
ちなみに、カードの利用額に対して、どれくらいのポイントが戻ってくるかという指標に、「ポイント還元率」というものがあります。よく耳にしたことがあると思いますがその実態はよくわからない方が多いのではないでしょうか。ポイント還元率をある買い物でたとえると、100円のものを買ったとき、1円がポイントとして返ってきます。このポイント還元率はカードによって異なり、0.5%が平均で、モノによっては2%、3%というカードもあります。実は還元率という指標があるのにはワケがあります。それは各クレジット会社でポイントの価値が異なるからです。
A社は1万円の利用で100ポイントの付与、B社は1万円の利用で1000ポイントの付与だとして、一見B社のほうが得に見えますよね?しかし、
1000円の商品券をポイントで交換するとき、A社は1ポイント10円で100ポイントで交換でき、B社は1ポイント1円で1000ポイントで交換できます。といった場合、どちらも1ポイント1円で計算されていることがわかります。
こうした煩雑な計算を単純化するために還元率が使われているわけです。