●ポイントの移行の注意点
ポイントの移行には、いくつか注意することがあります。
まず、
ポイントの移行を申し込んでから実際に使えるようになるのには、ある程度の日数がかかるということ。
移行先によって差がありますが、数日程度から数週間ほどかかると思っていてください。
場合によっては、A社→B社よりもA社→B社→C社のほうが早く移行できるというパターンもありますから、移行にかかる日数なども調べておくと便利です。
次に、ポイントを移行するのに手数料がかかる場合があるということです。
これも移行先によってまちまちですが、マイルへの移行などでは年間○○円という場合が多く、
他には移行ポイントの○○%が手数料としてかかるということもあります。もちろん手数料がかからないこともあります。
そして、ポイントの移行レートにも注意が必要です。
移行レートとは、簡単にいうと自分の持っているポイントが移行先では何ポイントになるのかという割合のことをいいます。
移行先も貯まっているポイントの種類も同じなのにクレジットカードの違いによって、移行した後のポイント数に差がでてくることがあるのです。
驚くほどの差が出ることはあまりありませんが、少しでもお得にポイント移行をするのであれば、こちらも考えに入れておいた方がいいでしょう。
最後に、ポイント移行とは少し話がそれますが、ポイントの付与率と還元率について少し触れておきます。
付与率とは、1ポイントを獲得するのに使う金額の割合で、還元率とは、1ポイントが何円に相当するのかという割合です。
例えば、1,000円で1ポイントなら付与率は0.1%で、100円で1ポイントなら付与率は1%ということになります。
単純にこれだけを見ると、100円で1ポイントの方が10倍お得に感じますが、
実は、
ポイントのお得度を見る場合に付与率よりも次に紹介する還元率の方が重要になってくるのです。
例えば、1,000円で1ポイントの付与率0.1%で1,000ポイントが貯まり5,000円分の商品と交換した場合、還元率は0.5%になります。
100円で1ポイントの付与率1%で5,000円分の商品と交換するのに20,000ポイントが必要だとすると、
還元率は0.4%となり付与率0.1%の方がお得ということになります。
これは、あくまで例えであって必ず付与率0.1%の方がお得になるというわけではありませんが、
1ポイント獲得するのにかかる金額が低いからといって必ずしもお得だとは言えないということです。
還元率は、ポイントの移行先によっても変わってきますので、そのあたりの見極めも必要になってくるでしょう。